
お風呂の床の黒ずみは、皮脂などの表面汚れが原因なら、ウタマロクリーナーで改善する場合があります。ただし、固着した水垢や石けんカス、カビ、床自体の変色まで、同じ方法ですべて落とせるわけではありません。
この記事では、床掃除の基本手順と、ウタマロで落ちない時の見直し方を解説します。後半では、比較的きれいなザラザラ床を実際に掃除した時の写真も紹介します。
先に結論|床材に合う方法で洗い、残った汚れを見直す
- 使うのは、中性の住宅用洗剤「ウタマロクリーナー」です。
- 床材への適合を確認し、日常の皮脂汚れや石けんまわりの汚れに使います。
- スポンジ・ブラシは、浴室メーカーがその床に案内しているものを選びます。
- 掃除後は洗剤を十分にすすぎ、乾いてから仕上がりを確認します。
- 黒ずみが残る時は、洗剤を足したり強くこすったりする前に、汚れの種類を見直します。
ウタマロクリーナーでお風呂の床を掃除する方法
ウタマロクリーナーの公式用途には、お風呂掃除が含まれています。また、水垢や石けんカスへの使用も案内されています。「中性だから水垢はまったく落ちない」とは言い切れず、汚れの種類や付着してからの時間で落ち方が変わります。
ここで紹介するのはスプレータイプのウタマロクリーナーです。固形のウタマロ石けんとは別の商品なので、容器の商品名を確認してください。
1.床材と、使える洗剤・道具を確認する
浴室の取扱説明書で、床のお手入れ方法を確認します。同じように見えるザラザラ床でも、材質や表面加工によって使える道具は異なります。
用意するものは、ウタマロクリーナー、床に適した柔らかいスポンジまたは樹脂製ブラシ、すすぎ用のシャワー、水分を取る柔らかい布です。肌が敏感な方や長時間作業する方は、手袋も用意しましょう。
注意|浴室なら、どの素材にも使えるわけではありません
ウタマロクリーナーは天然石などに使用できません。タイルに見えても石材の場合があるため、素材が不明な床や特殊な表面加工がある床は、設備メーカーに使用可否を確認してください。
2.髪の毛やゴミを取り除き、洗剤を汚れになじませる
先に髪の毛や大きなゴミを取り除きます。その後、商品表示に従ってウタマロクリーナーを使い、汚れている部分になじませます。
浴室の説明書で洗剤の付け方や使用量が指定されている場合は、その条件も守りましょう。落ちにくいからと大量に使ったり、自己判断で長時間放置したりするのは避けてください。
3.床に合うスポンジ・ブラシで優しく洗う
床表面を軽く洗い、汚れが残りやすい体を洗う位置や排水口周辺を確認します。溝に汚れが残る場合は、その床に使用できる道具で少しずつ洗いましょう。
LIXILの案内でも、床の種類によって樹脂製ブラシとスポンジを使い分けています。ザラザラ床だから必ず硬いブラシが必要、ということではありません。
4.洗剤を十分にすすぎ、乾燥後に確認する
シャワーで泡と汚れを十分に流します。床の隅や溝、排水口まわりにも洗剤が残らないようにしましょう。最後に水分を取り、換気して乾かします。
ウタマロの「2度拭き不要」は、拭き取って使う時の案内です。お風呂の床に洗剤を付けたまま残してよい、という意味ではありません。浴室設備のお手入れ方法に従ってすすいでください。
濡れている時は白い跡が目立ちにくい場合があるので、掃除前後を比べる時は乾燥後も確認します。
ウタマロでお風呂の床の黒ずみが落ちない原因
「黒い汚れ」という見た目だけでは、皮脂汚れなのか、カビなのか、別の汚れが重なっているのかを断定できません。まずは、どこに何が残っているかを見ます。
| 残り方 | 考えられる状態 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 凹凸や溝だけ黒い | 道具が届かず、汚れが残っている可能性 | 床に適したスポンジ・ブラシの指定 |
| 白いザラつき・硬い付着物 | 水垢や石けんカスなどが固着している可能性 | 床材に合う固着汚れのお手入れ方法 |
| 目地やコーキングの黒い点・筋 | カビなどの可能性 | その部分へのカビ取り剤の使用可否 |
| 洗っても変化せず、傷やツヤの差がある | 表面の傷・変色・劣化の可能性 | こすり続けず、設備メーカーへ相談 |
※見た目は判断の手がかりです。この表だけで汚れの種類を確定することはできません。
白い水垢や石けんカスが重なっている
体を洗う場所には、皮脂や石けん・シャンプーの成分が流れます。水道水由来の付着物も重なると、普段の掃除だけでは取れにくい層になることがあります。
ウタマロで洗っても白いザラつきが変わらない時は、洗剤を増やす前に、床材に合う水垢・石けんカスのお手入れ方法を確認してください。白い汚れだからと、酸性洗剤をどの床にも使ってよいわけではありません。
カビや、床自体の変色が原因になっている
目地やコーキングに残る黒ずみは、表面の皮脂汚れとは別に考える必要があります。カビの場合は、設備メーカーが使用を認めているカビ取り剤を、その製品の表示に従って使います。
一方、傷や経年による変色は、洗剤では元に戻せないことがあります。洗っても変わらない、表面のツヤが変わってきた、といった場合は作業を止め、補修や交換も含めて相談しましょう。
ザラザラしたお風呂床をウタマロで掃除した実例
今回の床は、もともと比較的きれいな状態でした。強い黒ずみを落とす検証ではなく、ウタマロクリーナーで日頃のお手入れをした記録です。
掃除前の床と、使用した道具

注意|写真の金属ブラシは、家庭での推奨道具ではありません
今回の実使用では、毛先の細いステンレスブラシを使いました。ただし、この実例は床材への適合や、傷が付かないことを確認する試験ではありません。
金属ブラシは床を傷めるおそれがあります。ご家庭では写真をそのまま真似せず、浴室メーカーが指定するスポンジ・樹脂製ブラシを使ってください。

洗剤をなじませ、床を洗った時の様子
ウタマロクリーナーを床に使い、軽い汚れになじませました。

その後、ブラシを軽く動かして洗いました。以下は当時の作業記録です。家庭での掃除では、前述のとおり床材に適した道具を選んでください。

シャワーですすぎ、乾いてから仕上がりを確認
洗い終わったらシャワーですすぎ、洗剤と汚れを流しました。

乾燥後も確認すると、床全体がすっきりした印象になりました。ただし、もともと強い黒ずみがあった床ではないため、この結果だけで頑固な黒ずみへの効果を判断することはできません。

落ちない時も、ウタマロに別の洗剤を混ぜない
ウタマロで変化しないからと、重曹・クエン酸・アルカリ電解水などを足して独自の洗剤を作る方法はおすすめしません。配合を変えると、元の商品表示に沿った使い方ではなくなります。
SNSの掃除動画と自宅では、床材や汚れが同じとは限りません。洗剤を追加する前に、残っている汚れと床のお手入れ方法を確認しましょう。
危険|酸性タイプと塩素系洗剤は混ぜない
クエン酸などの酸性タイプと、塩素系のカビ取り剤・漂白剤が混ざると、有害な塩素ガスが発生するおそれがあります。
容器の中だけでなく、床や排水口に残った洗剤との接触にも注意が必要です。同時使用や続けての使用を避け、各製品の禁止事項を守ってください。日を変えただけで安全になるとは限りません。
混ぜる掃除について詳しく知りたい方へ
ウタマロでのお風呂床掃除によくある質問
ウタマロクリーナーは、お風呂のタイルにも使えますか?
タイルと目地の材質、お手入れ方法で使用できることを確認してから使います。天然石や特殊なコーティングがある面まで一律に使えるわけではありません。分からない場合は、浴室やタイルのメーカーへ確認してください。
ウタマロで洗っても床がぬるぬるする時は?
まずは洗剤のすすぎ残しを確認します。十分にすすいでも変わらない場合は、汚れが残っている可能性もあるため、床材に合う道具と手入れ方法を見直してください。ぬるつく床は滑りやすいので、足元に気を付けましょう。
ザラザラした床は毎日ブラシで洗った方がいいですか?
ブラシ洗いが毎日必要かどうかは、床の種類や使用状況によって変わります。普段はメーカーの案内に沿って汚れを落とし、水分を残しにくくします。凹凸に汚れがたまってきた時に、使用できる道具で丁寧に洗いましょう。
ウタマロで落ちなければ、もっと強い洗剤が必要ですか?
すぐに強い洗剤へ変える必要はありません。道具が届いていない場合や、カビ・固着した水垢・床の変色など、原因によって対処が違います。何が残っているか分からない時は、こすり続けずに相談してください。
まとめ|ウタマロで床を洗い、落ちない黒ずみは原因から見直す
ウタマロクリーナーは、使用できる床材での日常掃除の選択肢です。皮脂などの表面汚れには使えますが、黒ずみの原因によっては別の対処が必要になります。
- 床材に適したスポンジ・ブラシを選ぶ
- 洗剤を十分にすすぎ、乾いた後も確認する
- 落ちない時は、固着汚れ・カビ・変色などを見直す
- 洗剤を混ぜたり、金属ブラシで強くこすったりしない
今回の写真は、比較的きれいな床の日常掃除です。ご自宅の頑固な黒ずみにも同じ結果が出るとは限らないため、床材と汚れに合った方法を選んでください。
ウタマロで落ちない浴室床の汚れは、プロに相談する方法もあります
「掃除しても床の黒ずみが残る」「これ以上こすってよいのか分からない」。そんなときは、無理に頑張り続けなくても大丈夫です。
ここでは、Ono Clean Serviceが西宮市の空室浴室で行った清掃の実例をご紹介します。
この施工写真について
こちらは、ウタマロクリーナーを使用した施工ではありません。この記事で紹介しているウタマロでの掃除実例とは別の、Ono Clean Serviceによる浴室清掃の事例です。
施工前|浴室床の凹凸に汚れが残っていました
施工前は、浴室床の凹凸に沿って黒っぽい汚れが広がり、通常のお手入れだけでは落としにくい状態になっていました。

施工後|床に広がっていた汚れを清掃しました
床の状態を確認しながら清掃し、施工前に目立っていた黒っぽい汚れを取り除きました。

今回の写真は、この浴室で行った施工前後の記録です。汚れの種類や床材の状態によって、必要な作業や仕上がりは異なります。
自分で落とせない浴室床の汚れでお困りの方へ
何度掃除しても汚れが残るときや、これ以上こすると床を傷めそうで不安なときは、無理に作業を続けず、Ono Clean Serviceへご相談ください。
床の状態を確認し、必要な清掃について正直にご案内します。無理な作業や、必要のない清掃をおすすめすることはありません。







