
ダイソーのコゲ落とし洗剤でIHの焦げ付きを落としてみた結果|落ちなかった理由も解説
IHコンロの茶色い焦げ付きや焼き付きが気になって、「コゲ落とし」と書かれた洗剤を買ったことはありませんか?
コンロまわりの汚れは、毎日料理をしていると少しずつ増えていきます。最初は軽い油汚れでも、何度も加熱されるうちに茶色く残ったり、こすっても取れにくい汚れになったりします。
今回、ダイソーで販売されていた「油汚れ・コゲ落としクリーナー」を実際に購入し、自宅のIHコンロで試してみました。
結論からいうと、今回の茶色い焦げ付きにはほとんど変化がありませんでした。
ただし、これは洗剤が悪いという話ではありません。むしろ今回の実験で分かったのは、焦げ付きに見える汚れでも、油汚れ用洗剤だけでは落ちにくいケースがあるということです。
この記事では、実際に試した結果をもとに、ダイソーのコゲ落とし洗剤でIHの茶色い汚れが落ちなかった理由と、どんな汚れなら向いているのかを掃除屋目線で解説します。

こんなお悩みありませんか?
- コゲ落とし洗剤を買ったのに落ちない
- IHの茶色い汚れが残る
- マジックリンやセスキを使っても変化がない
- 何回こすっても焦げ付きだけ残る
- もっと強い洗剤が必要なのか分からない
落ちないと「掃除が足りないのかな」と思ってしまいがちですが、実は汚れの種類と洗剤の相性が合っていないだけの場合もあります。
実際にダイソーのコゲ落とし洗剤を試してみました
今回使用したのは、ダイソーの300円商品「油汚れ・コゲ落としクリーナー」です。
パッケージには「油汚れ」「コゲ落とし」と書かれており、コンロまわりの茶色い汚れにも使えそうに見えます。
裏面の表示を見ると、液性はアルカリ性。成分には界面活性剤、溶剤、エタノールアミン、水酸化ナトリウムなどが含まれていました。
つまり、軽いキッチン用洗剤というよりは、油汚れにしっかり反応させるタイプの洗剤です。
注意
水酸化ナトリウムを含むアルカリ性洗剤は、油汚れには強い一方で、素材によっては変色や傷みの原因になることがあります。
アルミ、塗装面、木部、ワックス床、素材が分からない場所には安易に使わず、必ず目立たない場所で確認してください。
また、酸性洗剤や塩素系洗剤と混ぜて使わないでください。
実際に、IHの焦げ付き部分へ吹き付けて試してみました。

しばらく置いたあとに拭き取りましたが、洗浄後も大きな変化は見られませんでした。

コゲ落とし洗剤なのに落ちなかった理由
ここが今回一番大事なポイントです。
「コゲ落とし」と書かれている洗剤を使っても、すべての焦げ付きが落ちるわけではありません。
なぜなら、焦げ付きに見える汚れの中には、油汚れだけではなく、焼き付きや金属汚れのようなものが混ざっている場合があるからです。
IHコンロの茶色い汚れは、見た目は同じように見えても、状態によって落とし方が変わります。
- 料理中に飛び散った軽い油汚れ
- 油が熱で焼き付いた汚れ
- 鍋底やフライパン由来の金属汚れ
- 何度も加熱されて固着した茶色い跡
今回のIHコンロの茶色い汚れは、単純な油汚れではなく、焼き付きや固着汚れになっている可能性があります。
そのため、アルカリ性の油汚れ用洗剤だけでは十分に反応しなかったと考えられます。
油汚れと焦げ付きは同じではありません
キッチンの汚れは、すべて「油汚れ」と思われがちです。
たしかに、調理中に飛び散った油やベタつきは、アルカリ性洗剤が得意な汚れです。
しかし、IHの上で何度も加熱された汚れは、油がそのまま残っている状態とは少し違います。
油が熱で変化し、表面に焼き付いたようになると、洗剤でふやかすだけでは落ちにくくなります。
さらに、鍋底やフライパンの金属成分、細かい汚れ、調味料の成分などが重なると、見た目は茶色い焦げ付きでも、油汚れ用洗剤だけでは反応しにくい汚れになります。
ダイソーのコゲ落とし洗剤が向いている汚れ
今回のIHの茶色い焼き付きには大きな変化がありませんでしたが、この洗剤が使えないという意味ではありません。
成分を見る限り、向いているのは「まだ固く焼き付く前の油汚れ」です。
- コンロまわりのベタつき
- キッチン壁の軽い油はね
- レンジフード整流板の表面の油汚れ
- 魚焼きグリルまわりの軽い油汚れ
- 鍋やフライパン外側の軽い油汚れ
こうした汚れであれば、油をゆるめる目的で使える可能性があります。
ただし、焦げが炭のように固くなっている場合や、IHトッププレートに焼き付いた茶色い跡には、今回のように変化が少ないこともあります。
ダイソーのコゲ落とし洗剤が苦手そうな汚れ
反対に、今回の実験から考えると、次のような汚れには向きにくいと感じました。
- IHトッププレートに残った茶色い焼き付き
- 長期間放置された焦げ付き
- 鍋底の黒い焼き付き
- 炭化したような硬いコゲ
- 金属汚れが混ざったような跡
これらは、アルカリ洗剤で油を分解するだけでは落ちにくい汚れです。
「コゲ落とし」と書かれていても、汚れの状態によっては別の方法が必要になります。
IHの焦げ付きにはどんな方法が向いている?
今回のような焼き付き汚れの場合は、油汚れ用洗剤だけでは難しいケースがあります。
候補になるのは、クリームクレンザーやIH専用クリーナーなどです。
- 軽い茶色い跡:クリームクレンザーをやさしく使う
- 少し残る焼き付き:カネヨンやジフなどを少量使う
- しつこい固着汚れ:IH専用クリーナーを検討する
- 長期間の強い焼き付き:無理にこすりすぎない
ただし、クレンザー系は研磨の力で汚れにアプローチするため、強くこすりすぎると傷の原因になることがあります。
使う場合は、少量をやわらかいラップやスポンジにつけて、様子を見ながらやさしく動かすのがおすすめです。
無理にこすりすぎないでください
IHトッププレートは硬そうに見えますが、表面に細かい傷が入ると、次の汚れが入り込みやすくなることがあります。
一度で落とそうとせず、洗剤やクレンザーを試す場合も、目立たない部分で確認しながら少しずつ進めてください。
説明書で使用できないとされている洗剤や道具は使わないようにしましょう。
洗剤は強さより相性です
今回使った洗剤は決して弱い洗剤ではありません。
水酸化ナトリウムを含むアルカリ性洗剤なので、油汚れに対してはある程度しっかりした洗剤です。
それでも今回のIHの茶色い汚れにはほとんど変化がありませんでした。
つまり、落ちなかった理由は「洗剤が弱いから」ではなく、「汚れとの相性が違ったから」と考える方が自然です。
逆に、汚れに合った洗剤や道具を使うと、強い洗剤でなくても意外と簡単に落ちることがあります。
掃除で大切なのは「もっと強い洗剤を探すこと」ではなく、「汚れの正体を知ること」です。
落ちない時は掃除不足ではありません
IHの焦げ付きが落ちないと、「自分の掃除が足りなかったのかな」と感じる方もいるかもしれません。
でも、落ちない汚れがあるのは珍しいことではありません。
特にキッチンまわりは、油、熱、調味料、金属汚れが重なりやすい場所です。
一見同じ茶色い汚れに見えても、油汚れなのか、焼き付きなのか、金属汚れなのかで、選ぶ洗剤や道具は変わります。
落ちない時は、頑張りが足りないのではなく、汚れの種類が違うだけかもしれません。
今回の実験で分かったこと
今回、ダイソーの「油汚れ・コゲ落としクリーナー」をIHの茶色い焦げ付きに使ってみて、次のことが分かりました。
- 油汚れ用洗剤としては成分がしっかりしている
- 泡タイプで汚れの上にとどまりやすい
- 軽い油汚れには使える可能性がある
- IHの茶色い焼き付きには大きな変化がなかった
- 焦げ付きに見えても、油汚れとは限らない
「コゲ落とし」と書かれていると、どんな焦げ付きでも落ちそうに感じます。
しかし実際には、汚れの状態によって向き不向きがあります。
今回の結果は失敗ではなく、洗剤の役割を知るための大事な実験になりました。
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まとめ
ダイソーの「油汚れ・コゲ落としクリーナー」を実際に試した結果、今回のIHコンロの焦げ付きには大きな変化はありませんでした。
しかし、これは洗剤が悪いのではなく、汚れとの相性の問題と考えられます。
油汚れ用洗剤は、ベタつきや軽い油汚れには向いていますが、IHに焼き付いた茶色い汚れや金属汚れには反応しにくい場合があります。
掃除は力勝負ではありません。
落ちない時は「もっと強い洗剤」ではなく、「本当にその汚れは何か」を考えることで、解決への近道が見つかるかもしれません。







